クラウンクロスオーバーのグレード別の特徴を徹底解説

クラウンクロスオーバーのグレード別の特徴を徹底解説

クラウンクロスオーバー

2022年7月にトヨタの新型クラウン第一弾として発表されたのがクラウン クロスオーバーです。
クラウン クロスオーバーはこれまでのイメージを一新するデザインであり、SUVとセダンのよい部分を高い次元で組み合わせて設計されたリフトアップしたボディが特徴です。
そのほか、ダイナミックな足回りや4眼LEDヘッドランプの採用のほか、ボディカラーと室内カラーにもこだわりが見えます。

 

ここでは、これまでの高級セダンのイメージから一転、品のある佇まいでありながら使い勝手のよい「クラウン クロスオーバー」のグレード・価格・仕様を解説します。
また、グレード別にデザインや装備を比較しつつ、あなたにピッタリのクラウン クロスオーバーをご提案します。

 

目次

1.新型クラウン クロスオーバーの基本スペック・グレード・価格
2.今までのイメージを一新した新型クラウンの魅力
2-1.セダン研究から生み出した「リフトアップしたボディ」
2-2.4眼LEDヘッドランプに宿る強い眼差し
2-3.ダイナミックな足回り
2-4.異彩を放つコーディネーション「バイトーンカラー」
2-5.室内が広く感じるカラー「フロマージュ」
3.クラウンクロスオーバーのグレード4種を比較!
3-1.華やかでこだわりの走りを楽しめる「RS」
3-2. ラグジュアリーでバランスがよい「Z」
3-3. 魅力を濃縮したミドルグレード「G」
3-4. シンプルで実用的な「X」
4.まとめ

 

1. 新型クラウン クロスオーバーの基本スペック・グレード・価格

2018年のモデルチェンジから約4年、クラウンは大きく生まれ変わりました。
これまでのクラウンはセダンの王道ともいえるデザインをしていましたが、クラウン クロスオーバーはセダンでもSUVでもない新ジャンルカーとして刷新されたデザインが特徴です。
まずは全体のサイズから比較してみましょう。

クラウン クロスオーバーは全長4,930mm・全幅1,840mm・全高1,540mm・最低地上高145mmです。
旧型クラウンは全長4,910mm・全幅1,800mm・全高1,455mm・最低地上高135mmでした。
新型クラウンは少しステップが高くなり、車の高さは低くなっています。

全高は低くなったものの、室内の広さには大きな影響は出ていません。
旧型クラウンは室内の高さが1,180mmですが、クラウン クロスオーバーは1,170mmです。
1cmしか変わらないため、旧型クラウンに比べても室内を窮屈に感じることはないでしょう。
また、マイコン制御チルトとスライド電動ムーンルーフを取り付けた場合、旧型クラウンは1,125mm、クラウン クロスオーバーは1,140mmになります。

 

寸法・定員
全長 4,930mm
全幅 1,840mm
全高 1,540mm
最低地上高 145mm
乗員定員 5人

 

クラウン クロスオーバーのグレードや価格は以下の通りです。
特別仕様車を含む5種類のグレードから選ぶことができます。

 

グレード 車両本体価格(消費税込) 燃費
 

特別仕様車 CROSSOVER RS “LANDSCAPE”

6,850,000円 15.7km/L
 

CROSSOVER RS

6,700,000円 15.7km/L
 

CROSSOVER Z

5,950,000円 22.2km/L
 

CROSSOVER G

5,150,000円 22.4km/L
 

CROSSOVER X

4,400,000円 22.4km/L

 

 

2. 今までのイメージを一新した新型クラウンの魅力

crowncrossover

クラウン クロスオーバーは、これまでのイメージを一新したデザインです。
車高が高いリフトアップボディにすることでアクティブ感とワイルド感を演出するほか、「4眼LEDヘッドランプ」で強い眼差しを表現しています。

また、ボディカラーにはこれまでにない配色の「バイトーンカラー」が選択でき、室内カラーは新色である「フロマージュ」も選べます。
この大胆な発想は王道ともいえるデザインを打ち破り、今までのクラウンのイメージをがらりと変えており、本当に欲しい!と思えるクルマに進化しました。

 

2-1. セダン研究から生み出したリフトアップしたボディ

crowncrossover

クラウン クロスオーバーは、歴代開発陣の中でも最も若いデザイナーたちが、自由な発想をもとにデザインを開発。
本当に欲しいクルマとは何か?を考え、「乗り降りがしやすい」「レジャーに使える」「色々な使い方ができる」などの意見を元に、リフトアップしたボディの形にたどり着きました。

リフトアップとは車体の足回りに特殊な加工を施し、車高を高くすることを指します。
車高を高くすると見た目に迫力感が増し、かっこいい印象になることが魅力です。

クラウン クロスオーバーは、SUVとセダンのそれぞれのいい所を高い次元で合体させました。
リフトアップしたボディで目線を高くすることで、見晴らしのよい室内を実現しています。

 

2-2. 4眼LEDヘッドランプに宿る強い眼差し

headlight

クラウン クロスオーバーでは、4つのランプを使用した4眼LEDヘッドランプを採用。(※2)
4つのランプが光ることで力強い眼差しを表現しています。

旧型クラウンは3眼LEDヘッドランプが採用されていましたが、クラウン クロスオーバーはランプを1つ多くすることで輝きをプラス。
4つのランプに宿る強い眼差しは、見た者を圧倒することでしょう。

(※2)「4眼LEDヘッドランプ」は特別仕様車 CROSSOVER RS “LANDSCAPE”、CROSSOVER RS、CROSSOVER Zに標準装備

 

2-3. ダイナミックな足回り

クラウン クロスオーバーで最も印象的な部分は、外形の命ともいえるタイヤの見せ方です。
21インチの大径タイヤを装備した(※3)ダイナミックな足回りは、タイヤの形状や配置にもこだわりました。
ボディ(フェンダー)部分とホイールの面が同じ面に張り出して見えるよう、ギリギリの位置に配置することで、たくましいシルエットを実現しています。

また路面から大きな衝撃を受けるとタイヤアーチに干渉するため、精度の高いサスペンションを組み入れることでノイズの低減にも繋げています。
これまでは、タイヤの見栄えより走行性能を優先されていたのが、新型クラウンでは見栄えと性能を両立されている点は大きな魅力のひとつです。

(※3)21インチタイヤは、CROSSOVER RS、CROSSOVER Zに標準装備

 

2-4. 異彩を放つコーディネーション「バイトーンカラー」

crowncrossover

クラウン クロスオーバーのボディカラーには、ワントーンに加え、バイトーンカラーを採用。(※4)
ツートーンよりも塗分け範囲が広く、新ジャンル感を感じ取ってもらうため、ボンネットフードからルーフ・リヤまで大胆なブラックに仕上げています。

バイトーンカラーの組み合わせは以下の通りです。

ブラック×プレシャスホワイトパール
ブラック×プレシャスシルバー
ブラック×プレシャスメタル
ブラック×エモーショナルレッド
ブラック×マッシブグレー
ブラック×プレシャスブロンズ
ブラック×アーバンカーキ(※1)

(※)バイトーンカラーはメーカーオプションとなります。CROSSOVER Xにバイトーンカラーの設定はありません。
(※1)ブラック×アーバンカーキはCROSSOVER RS LANDSCAPE専用色です。

 

2-5. 室内が広く感じるカラー「フロマージュ」


室内シートのカラーには、空間を広く見せる効果のある「フロマージュ」を新たに開発。(※5)
室内全体と天井が明るく見えるため室内が広く感じ、ゆったりとくつろげる空間を実現しました。

また、定番カラーであるブラックにも変化をつけました。
アクセントでイエローブラウンやサドルタンを使った配色を使い分け、ブラックの中でもグレードに合わせて複数のバリエーションを設定しています。

新開発した新色の「フロマージュ」には、雲柄を施しています。
雲柄とは少しだけムラのある「曇り」のようなビンテージ調のパターンで、落ち着きのある上品さを演出しています。

(※5)「ブラック×イエローブラウン」は「CROSSOVER RS」のみ選択可能。「フロマージュ」「ブラック×サドルタン」は「CROSSOVER RS」と「CROSSOVER RS」のみ選択可能。

 

3. クラウン クロスオーバーのグレード4種を比較!

クラウン クロスオーバーのグレードは特別仕様車CROSSOVER RS LANDSCAPEの他に、CROSSOVER RS、CROSSOVER Z、CROSSOVER G、CROSSOVER Xの4種類です。
まずは、主要グレードである4車種を比較してみましょう。

RS Z G X
価格(消費税込)
670万円 595万円 515万円 440万円
パワーユニット
2.4L ターボ ハイブリッド車 2.5L ハイブリッド車
タイヤ
21インチ
(切削光輝+ブラック塗装)

RS
21インチ
ノイズリダクションアルミホイール
(ダークプレミアムメタリック塗装)

Z
19インチ
(切削光輝+ブラック塗装)

G_X
19インチ
(切削光輝+ブラック塗装)

G_X
ヘッドランプ
4眼LEDヘッドランプ

Bi-Beam LEDヘッドランプ

外装
車名エンブレム(リヤ/漆黒メッキ)

グリルシャッター/車名エンブレム(リヤ/クローム)

シート表皮
本革 上級ファブリック+合成皮革 合成皮革
内装色
・ブラック
・ブラック/イエローブラウン
・ブラック/サドルタン
・フロマージュ
・ブラック
・ブラック/サドルタン
・フロマージュ
・ブラック
ステアリング
本革巻き
(ヒーター/タッチセンサー/パドルシフト付)
本革巻き
(ヒーター/タッチセンサー付)
本革巻き
ディスプレイ
12.3インチHDディスプレイオーディオ
(コネクティッドナビ対応)Plus
12.3インチHDディスプレイオーディオ
(コネクティッドナビ対応)
ディスプレイオーディオレス

CROSSOVER RSやCROSSOVER Gは細部にまでこだわられたデザインと質の高い装備が特徴のグレードです。
CROSSOVER Gは、実用的な装備を備えたバランスの良いミドルグレードです。

では、どのような方にどのグレードが向いているのでしょうか?
各グレードの特徴を詳しく見ていきましょう。

 

3-1. 華やかでこだわりの走りを楽しめる「RS」

CROSSOVER RSは、2.4Lターボハイブリッドが採用されており、クラウン クロスオーバーの中でも華やかなこだわりが詰まった最上級グレードです。

新開発のE-Four Advanced(電気式4WDシステム)が採用されていることにより、通常走行からアグレッシブな走行まで気持ちいいコントロールを実現しています。
さらには、発進クラッチシステムやパワートレーン統合制御が採用されたことで、アクセル操作に対して遅れのない加速と素早い変速を実現しており、扱いやすく楽しい走りが追求されています。
ドライバーが自由にギヤ段の選択・固定が可能なMモードが採用されているので、マニュアル感覚の操作を楽しむこともできます。
伸びやかな加速とリズミカルで気持ちのいい変速感が楽しめ、爽快なドライブがしたいという方にぴったりのグレードです。

また、ワンランク上のインテリアが施され、RSだけで選べる内装色や機能が充実しているのも魅力の一つです。
クラウンならではのこだわりや上質さを求める方に最適です。

 

こんな方におすすめ!

パワフルかつ爽快な走りを楽しみたい方

マニュアル感覚で運転を楽しみたい方

内外装ともに細部にまでこだわりたい方

 

3-2. ラグジュアリーでバランスがよい「Z」

CROSSOVER Zは、2.5Lハイブリッド車の中では最も上級のグレードです。

安全機能はもちろんのこと、先進機能を駆使して多様な駐車シーンを支援する「トヨタ チームメイト アドバンストパーク」や、渋滞時の運転負荷を軽減する「トヨタ チームメイト アドバンストドライブ(渋滞時支援)」など、トヨタの先進運転支援機能が標準装備されています。
さらには、4眼LEDランプや前席シートヒーター、ステアリングヒーター、デジタルインナーミラーなどの嬉しい機能も標準装備されています。
助手席肩口パワースイッチがあることで、運転席にいながら助手席の操作ができるため、友人や家族を乗せる機会が多い方にも便利です。
運転支援技術による運転のサポートや、便利で快適な装備によって、日常のドライブを快適にしたい方にはピッタリのグレードといえます。
また、シート表皮は本革が採用されており、新しい内装色のフロマージュもCROSSOVER Zより選択可能。
フロマージュはクラウンクロスオーバー開発時に生み出されたもので、旧型にはないカラーのため、新色に興味がある方や、上質なシートにこだわりたい方におすすめです。

 

こんな方におすすめ!

先進のドライビングサポートで快適なドライブを楽しみたい方

こだわりに合わせて必要な装備をしたい方

クラウンクロスオーバーの上質さを体感したい方

 

3-3. 魅力を凝縮したミドルグレード「G」

デザインと実用性、価格のバランスを重視したい方は、2.5Lハイブリッド車の中でもミドルグレードであるCROSSOVER Gがおすすめです。
運転席のパワーシートやおくだけ充電など、実用的で便利な機能が標準装備されていますが、一部装備や内装の質感がシンプルになっているため、価格とのバランスが良いグレードです。
具体的には、ヘッドランプの種類やシートの質感などの機能・デザインが変わるほか、一部の装備や安全装備に違いが表れます。
CROSSOVER RSやCROSSOVER Zほどの装備は必要でないという方や、華美なデザインは求めないという方はCROSSOVER Gが良いでしょう。

また、トヨタのサブスクリプション「KINTO」を利用した場合、CROSSOVER Gでは後付け装備に対応する「アップグレードレディ設計」が採用されています。
必要な機能や装備などを後から追加することができるため、KINTOでの利用を考えている方は、まずはCROSSOVER Gを選ぶのも良いといえます。

こんな方におすすめ!

デザインよりも実用性にこだわりたい方

KINTOでの購入を考えている方

価格と装備のバランスが良いクラウンクロスオーバーに乗りたい方

 

3-4. シンプルで実用的な「X」

クラウン クロスオーバーの中では最もお求めやすい価格ながらも、上品な佇まいのCROSSOVER X。
エントリーグレードではありますが、Toyota Safety Senseなどの安全装備をはじめとした実用性に優れた機能を備えています。
CROSSOVER Xではバイトーンカラーを含む一部ボディカラーは選ぶことができません。
特に装備やデザインにこだわりがなく、シンプルな室内やモノトーンスタイルを選びたい方や、なるべく予算を抑えてクラウン クロスオーバーに乗りたいと考えている方はCROSSOVER Xが良いでしょう。

 

こんな方におすすめ!

シンプルな装備で実用性を重視する方

価格を抑えてクラウンクロスオーバーを購入したい方

 

4. まとめ

クラウン クロスオーバーの魅力やグレード別の特徴をご紹介しました。
これまでのクラウンは「セダンの王道」のようなイメージでしたが、クラウン クロスオーバーはそれを大きく変えるような独創的なデザインになっていることが一番の特徴です。

グレードと種類によって搭載できる装備やインテリアが異なるため、欲しい機能をリストアップしたうえで検討してはいかがでしょうか。
納期も含めて検討したいという方は、スタッフまでご相談ください。
デザインや搭載機能などの詳細はこちらからもご確認いただけます。

クラウンクロスオーバー詳細リンク

 

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ラウンクロスオーバー展示車_試乗車_ボタン

 

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※この記事内容は2025年1月17日現在の内容です。